双極の波は あヲの波 創作とか診療日記とか

吐き出せない思いで窒息しないために

8月の診察日記

8月は、なんだかバタバタしていた。

 

いつものように、Google calendarを見ながら、

主治医に、一か月にあったことを話した。

 

在宅の仕事が少しあったこと、

ワクチンの2回目を打ちに行って、

2~3日はだるかったこと、

友人が亡くなったこと

 

友人の訃報を知った当日は、

号泣していたことも話した。

 

普段通りに生活は送れていますか?

と、聞かれて、

最初の1週間は、なんとなくやり過ごせたけど、

訃報を知った1週間後から、

急に、じわじわと心が侵食されて

日常生活を送るのもしんどくなった。

 

それでも、まあ、とりあえず買い物に行って、

ご飯を食べたりは出来ているのだから、

最小限のことは出来ているんだろう。

 

たまに、一日中起き上がれない、食欲もない日があるが、

そういう日は、冷凍うどんとかでなんとかなる。

 

こうやって、「最小限の生活」と聞かれると、

主治医とわたしの間に、

イメージの乖離があるように思うのだが、

めんどくさくて、訂正も出来ない。

普通の人の最低限の生活って、

朝、起きて、洗濯して、

ご飯作って、

掃除して・・・ということなのかな。

わたしは、朝起きない、洗濯は週に何度か、

ご飯はコーンフレーク、

掃除も毎日しない、というのが最低限だ。

 

気持ちに流されず、

毎日、淡々と自分のやることを進めて行って下さい、

と、主治医には言われた。

 

そうしたいのだけど、

時々、友人の白い顔が目に浮かんで、

淡々としていることは、

とても難しい。